

沢山の料理に利用されている「たまご」たちですが、意外と知らないこと、気になるけど分からないことも、料理と同じくらい沢山ありませんか?
あっと驚くことや、知ってハッピーな豆知識まで、様々な疑問にお答えします!


上手な卵の選び方はなに?


きれいで新鮮なものを選びましょう!
卵の殻の表面がきれいで、ひび割れのないもの、賞味期限表示の日付から新鮮なものを確認しましょう。
たまごの種類は、普通卵の他に、栄養分を強化した特殊卵があります。普通卵とは違ったおいしさがありますよ。



卵の殻が白いものと赤いものがあるのはなぜ?


卵の殻の色は「鳥の種類」によって違うんです。
卵の殻の色は「鳥の種類」によって違います。最近は白玉を産む鶏と赤玉を産む鶏を交配させて産まれた鶏から「さくら卵(ピンク卵)」が産まれます。
一般的には赤玉の方が白玉にくらべて値段が高いのですが、赤玉の産まれる数が少ないため値段が上がっているんです。普通卵では、どのたまごも栄養の差はほとんどありません。



上手な卵の保存方法は?


たまごのとがった方を下にして冷蔵庫に保存しましょう。
卵を持ち帰ったら、できれば卵容器ごと、たまごのとがった方を下にして冷蔵庫(10℃以下)に保存しましょう。
卵の賞味期限は「安心して生食できる」期間です。期間を過ぎた場合は、加熱処理して召し上がりください。だだし、保存状態によっては、傷んでいないか確認してください。



黄身の色が濃いほうが、新鮮でおいしいの?


卵の黄身の色は栄養には関係がありません。
母鶏にあたえているエサによって卵の黄身の色がかわるんです。
薄い色の卵黄に栄養が少なく、濃い黄色の卵黄に栄養が多いから美味しいというのは誤解です。卵の黄身の色は栄養には関係がありません。
卵を割ったときに、卵黄がぷっくり盛り上がり、濃厚卵白が多いものが新鮮な卵です。卵白には、粘度のある「濃厚卵白」とさらさらした「水溶性卵白」の2種類あります。たまごが古くなると濃厚卵白が変化して水溶性卵白に変わります。



卵のM玉、L玉の違いはなに?


卵のサイズは取引規格によって表記されています。
卵のサイズは取引規格によって表記されています。
卵の大きさにかかわらず、黄身の大きさはほどんと違いはありません。
卵が大きいということは、黄身の大きさが同じのなので、卵白部分が多いということです。料理にあわせて卵のサイズを決めるのがおすすめです。
大きい卵は黄身も大きいと思いますよね。



卵は洗って使った方がいいの?


水で洗わずに使ってください。
卵はほどんどGPセンター(選別包装施設)で洗卵されてから出荷されます。
たまごを洗うと卵にある気孔という穴から、雑菌が水と一緒にたまごの中にはいったりします。汚れが目につくのであれば、拭き取った方が卵の鮮度をたもてます。



黄身が2つある卵はどうしたらできるの?


若い鶏が卵を産むことに慣れていないために起こります。
たまごを産めるようになったばかりの若い鶏が産んだ場合(初産期)によくみられます。若い鶏はふつう小さめの卵を産みますが、LLサイズのような大きいサイズの卵を産んだ場合に、黄身が2つ入った「二黄卵(におうらん)」になる可能性が高くなります。若い鶏が卵を産むことに慣れていないために起こります。
食べても問題はありません。黄身が2つなんて得した気分ですね。



卵が産まれるとき、どの向きで出てくるの?


普通はとがった方から産み落とされます。
卵は母鶏のからだにあるときには、すでに卵型になっています。
卵にはとがった方と、丸い方がありますが、普通はとがった方から産み落とされます。
これはとがった方が、まるい方より、卵の強度があるためです。
どちらから、でてくるか気になりますよね。



日本では1年間にどのぐらいの卵を食べるの?


1人当たり年間324個の卵をたべています。
日本は1人当たり年間324個の卵をたべています。世界で比べると2位の個数です。
1位はメキシコ365個、3位は中国295個です。
日本は世界でもたくさんたまごを食べる生活をしています。
目玉焼き、オムライス、親子丼などたまごのメニューをいろいろ食べていますよね。
[鶏鳴新聞社が2010年の1人当たりの鶏卵消費量(個)を集計]



ニワトリと卵はどっちが先にできたの?


残念ながら、わかっていません。
こどもにも大人にも空想の世界を広げてくれる質問ですね。
「鶏が先か、卵が先か」は、太古の人々から疑問に思い続けて、現在にいたっています。あなたはどちらが先かと思いますか?